cinemakinori

セブンティーン・アゲインのcinemakinoriのレビュー・感想・評価

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)
4.0

“エルフ語はどこで?”
“通信教育で!”


何でこれまで観てこなかった?
めちゃくちゃ良い映画じゃないか!!

単純明快、どストレートなヒューマンコメディドラマなのだが、とにかく設定が秀逸!
【アデライン/100年目の恋】や【アバウトタイム】等とは違った、独特なパラレル感が面白く、そのあり得なさと先の読める王道中の王道なストーリー展開、そこで得られる素直な“気付き”や“愛”をキャッチ出来る良質なハートフルコメディ♬

主人公の親友ネッドの映画ヲタ小ネタがとにかくヤバい!
この映画、【ロード・オブ・ザ・リング】と【スター・ウォーズ】を知っていると知らないとでは、面白さがエラく違うと思われ、、、
勿論、趣旨からは外れたところのネタではあるが、事あるごとに【ロード・オブ・ザ・リング】や【スター・ウォーズ】をはじめ、細かな映画小ネタがばら撒かれるので、それをツマミに酒が飲めてしまう程にテイストとしてかなり濃ゆい。

チラっと映るイエローランボのナンバーが“C3P GOLD”だったのはウケた。



思春期真っ只中の子を持つ親としての目線、そしてかつては激愛を共に奏でた妻との“あの頃”を思い出したりしたりして、、、諸々と感情移入感も踏まえて個人的にはかなり刺さる作品の一つに加わった。
私も、あんな風に妻との愛を取り戻せたらどんなに明るい老後になるだろうかと、ちょっとセンチメンタルな余韻に浸ってしまったのはここだけの話。

そんなしみったれた作品なんかではなく、至ってシンプルなハートフルコメディなのでご安心を!!
cinemakinori

cinemakinori