タッくん弐

時計じかけのオレンジのタッくん弐のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.9
何時の時代も若者の理由無き暴走は途切れません

今作を観ていると以前の小生ども等全く可愛らしいものと改めて遠く英国の物語ながら恐怖を覚えます

一体何故に若者達は衝動のみで行動出来るのか、所謂Too fast to live Too young to die

劇中印象的な場面で使われる『雨に唄えば』が観覧してからと云うもの、楽しい時にはつい口をつきます

さて今作ではナッドサット言語なる言葉を駆使し仲間内での隠語またはスラングとして共通意識を持ち独自の快楽を表現する訳で有りますが

我々埼玉県の若者にもそう云った文化が無いと云う訳では御学友のタッくん壱は常々「はらへった」等とまるで一人飢饉中

あまりに何度も耳をつく台詞に嫌気がさし、一度述べる度に尻をモンゴルマンよろしくレッグラリアート喰らわす契約を結んだのであるが、其れは同時に小生が「女っ気ねえ」と述べる度、トウキックで菊門を開花されるそんな憎しみ連鎖を繰り広げ最終的に途方に暮れる夕暮れ

行動力は映画さながらに持ちえないがフラストレーションは同様

大人になっても全然治まらねえじゃねえか憤りハアやだやだ

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐