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ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-のemilyのレビュー・感想・評価

2.7
重傷害罪で3年服役して出所したミッシェルは、なんとかギャングの道から足を洗おうとしていたが、昔のしがらみからは簡単に逃れられない。知り合いから紹介された昼の仕事は引退した女優シャーロットのボディガードとお世話係。夜は借金取りの仕事。シャーロットと束の間の幸せな時間を田舎で過ごし、いよいよ足を洗うため反逆にでる。

かっこいいカメラワークとクールなUKロックのオンパレード。おスーツ一つとってもおしゃれだし、シャーロットのポスターの色や配置だったり、スピード感はないのだが、落ち着いたギャング物といった印象。その分緊迫感があまり感じられずどこまでもクールに構えてる。静かなるミッシェルはその見た目と反して情のある人間で、妹だったり、ころされたホームレスの事を大切に思っている。彼が足を洗おうとすればするほど、
シャーロットと夢を追えばおうほど、昔のしがらみからは逃げられない現実をたたきつけられてくる。ボスの執着心がミッシェルのをあおっていく。復讐劇の描写は迫力もあり見ごたえがあった。音楽とカメラワークでリズム良くというより、クールにかっこよさを追求してる作品に思える。
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