あざらし

エレファント・マンのあざらしのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.7
「お前は 私の宝物だ。」

当時、アカデミー賞8部門にノミネートされ大ヒット作となった作品です。

デビッド・リンチ監督が脚本も描いています。
ストーリーは実際に存在した男を元にしているそうです。

19世紀のロンドン。
とある男が見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれていました。
しかし、ある日アンソニー・ホプキンス演じる外科医がやって来たことで人生が変わります。

デビッド・リンチ監督というとツイン・ピークスのように奇妙で風変わりな人物が不思議なストーリーを展開させる物語を描くように思えますが、本作はヒューマン映画です。

映像はモノクロでとても重厚感があります。
ですが、リンチ監督らしく不気味な映像です。

ストーリーは心が痛くなってしまうように感じます。
ラストがとても痛いです。
でも、目を反らしてはいけない映画だとも思います。

上映当時、ものすごく話題になった映画でした。
古いし、白黒映画ですが、とても良い映画だと思います。
名作です。
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