ねつき

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のねつきのレビュー・感想・評価

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「お前の帝国は1日限り、それでも長すぎた」

やばい。まじ、やばい。
語彙力とお上品さがなくなるくらい、マジヤバイ(元からかも)

スターウォーズで泣くと思わなかった。
ここまでがんばって6作観てきてよかった
やっぱりやっぱり、最後まで観ないとわからないよねぇ……

スターウォーズのすごいところは、設定や背景がしっかり作り込まれているのにわかりづらくないところよね。
謎として設定されているところはちゃんと謎とわかるし、置いていかれたりせずに途中も楽しめる。
ファンタジー映画でよくある世界観に入り込めない感じが少ないと思うんだ。

キャラクターは気持ち悪いのが多くて、好きになるのに時間がかかるけど、戦ってる姿見たらやっぱりカッコイイ。
ヨーダ、君のことを言っているんだよ

エピソード4-6なんて、この壮大な話の表面をなぞったに過ぎなかったのだ。
「正義の反対はもう1つの正義」とはよく言ったもので、誰も悪になりたくて悪になったんじゃないんだ。
愛する人を守りたい気持ち。
師に認めてもらいたい気持ち。
あらゆる感情が拗れに拗れて悪が誕生する。
なぜ暗黒面に堕ちることになったのか
なぜ愛する人を守れなかったのか
なぜ師を信じることができなかったのか
なぜもっと早くアナキンの気持ちに気づくことができなかったのか

暗黒面に堕ちるのは簡単だ、だから精神的にまだ不安定なアナキンはマスターにはできない。
ヨーダの杞憂の意味がよく現れる。
誰だってそうだ……愛とか、守りたいものとかが増えていくと、正義や自分を見失う。
ジェダイの掟もマスターの教えも、ひとつも無駄なことなんてないんだ。
でもわかんないの。
だって不安なんだもん。
怒りと憎しみに駆られて衝動で行動し、その後は半自暴自棄のようになってしまう。
アナキンの人間味が…………
「お前は選ばれしものだったのに」
そしてエピソード4「新たなる希望」とは………拍手しながらありがとうと叫びたい。

これはもう間違いなく面白いです。
後半は涙ボロボロの口半開き。
とてもよくできた物語。
どこを掘り下げてもドラマがある。
アナキン・スカイウォーカーよ永遠に。

明日ローグワンを観に行きます。
楽しみで破裂しそうです。
たぶん観たら破裂します。
ねつき

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