こたつむり

ターミネーターのこたつむりのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
2.9
1980年代の壮絶な鬼ごっこ。
最後の5分間のためだけでも観る価値がある映画。

若かりし頃に
「ターミネーター2は観たの?」と友人に問われたので、「いや、観たことないよ」と返答すると、
「おまえ、それは損な人生を過ごしているから観ろ、今すぐ観ろ」と言うので、「でも、1作目も観ていないから気持ちが悪い。俺はきちんと1作目から観るタイプなんだ」と言い返したら、「いやいや、何言ってんの、おまえ。1作目は観なくてもいいんだ。2作目は2作目だけで成立している作品なんだ。エンターテイメントとして完成されているから、絶対に観るべきだ。それと、1作目から観たら、おまえの場合、きっと2作目を観なくなりそうだから、1作目のことは気にせずに観ろ。なんなら今からすぐに借りに行こう」と熱弁を振るわれたので、そのよく分らない熱量に押されて、
「あ。お。おお。じゃあ、今から借りに行くか」なんてビデオ屋に向かい、友人とともにターミネーター2を鑑賞して大いに楽しんだため、そのまま本作品を観ることはなかったんですけれども、今回、フィルマークスという良いアプリに出会えたので(←広告)、これまで観る機会が無かった作品も感想を残してみたい気持ちになり、本作品を2015年の今になってようやく鑑賞したのですが、まあ、友人の言うことは間違ってはいなかったけど、正しくもなかったかな、と思いました。うん。

公開当時ならいざ知らず、既に続編が存在している現在ならば2作目のためにだけでも観ておくべきですね。ということで、次は『2』を観返しますぞ。
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