めかぽしや

赤穂浪士のめかぽしやのレビュー・感想・評価

赤穂浪士(1961年製作の映画)
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12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日ですね。

いわゆる忠臣蔵は年末のこの時期に放映されるのがお決まりです。
でも、ちゃんと観た事がないので観てみる事に。


話しの筋は播州赤穂藩主の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずのすけ)にいびられ続け我慢に我慢を重ねるが耐えきれずに江戸城内で切り掛かってしまう。
“殿!殿中でござる!!!”
残るセリフですね。
喧嘩両成敗のはずが浅野内匠頭は即日切腹。
吉良上野介はおとがめなし。
赤穂家はお家断絶、藩士達は城を明け渡してしまいます。
大石蔵之助や赤穂浪士達は浅野家再興を目指しますが叶わず、
吉良邸へ討ち入りする事になる話しです。


47人(46人説も)の浪士達は吉良上野介の首を取って物語は終わりますが、
その後の赤穂浪士達は幕府から切腹を言い渡されます。
幕府の温情で浪士達の墓は浅野内匠頭の墓の側に埋蔵されました。


本作、キャストは豪華なようですが、
私はあまり知識がないので盛り上がりませんでしたが、
日本美術をみる観点からは江戸城本丸の松の廊下の障壁画は狩野派かな〜とか
円山応挙みたいな襖絵があったり
日本橋のシーンは歌川広重の浮世絵と同じ構図だったりで大変楽しめました。

あと、竹村公太郎著「日本史の謎は地形で解ける」を読んでいると徳川の吉良家に対する陰謀論なんかも書いてあってゾクゾクします。

セリフは何を言っているのか分かり難いのですが、筋を知っていれば大方分かります。
赤穂浪士達の討ち入りのシーンはカッコいいですよ!
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