Tラモーン

サイコのTラモーンのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
4.1
めちゃくちゃ面白い…!

まずオープニングクレジットと音楽が怖い。すごく不安になるというか、ざわざわする。

4万ドルを盗んだ後のマリオンの逃避行の描き方も秀逸。
マリオンがビクビクし過ぎて疑心暗鬼になっている描写が見事。
早退したあとわざわざ上司たちが通りそうな道通るなよ!とか、そんな車の買い方したら怪しまれるだろ!と観てるこっちをめちゃくちゃイライラさせる。

そしてあの有名な殺害シーン。現代的な視点で見るとちょっと血が少ない…笑。


ここで展開が変わるんだけど、ここまでのホラー感が一転、一気に謎解きモノとして物語が加速する。
特に探偵が〇〇されてからは、サムとライラのバディものと言ってもいいくらい。

この辺りで、ははぁなるほどとオチは読めるものの、それはあくまで2020年にぼくがこの映画を観ているからであって、この時代にこれは凄かったんじゃないか。そう思えるほど全く古臭くない。

ラストのあの表情は本当サイコだわ。


マリオンよりライラがめちゃくちゃ美人で好みでした。

あとあの私立探偵の人は12人の怒れる男たちで、最初にまとめ役やってた俳優だよね。
Tラモーン

Tラモーン