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アバターの10000lyfhのレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
3.0
瀕死の地球から惑星パンドラへの植民を試みる地球人と、原住民ナヴィ族との対立、そしてナヴィ族を模した人造の体を生体的に遠隔操作する地球人男性と、ナヴィ族女性との恋愛。メッセージは明瞭に「環境破壊やめろ」「先住民の生活基盤を尊重しろ」で、完成度の高い娯楽大作に仕上げることでより多くの人に届けたことは素晴らしく、リスペクトする。娯楽性重視の分、メッセージ性が薄まっているが、これは映画の永遠の課題だろう。設定は既存の定番 Sci-Fi ネタを複数組合せたもので目新しさはないが、脚本が精巧、特に序盤での説明が過不足なく巧みで、中盤以降、地球人ジェイクとナヴィ族ジェイクが頻繁にカット割りされても全く混乱しない。クライマックスの戦闘シーン、大軍隊同士の対決から、動物の大群の攻撃(もののけ姫か)を経て、一騎討ち(ターミネーターのエコー)へと展開するのも巧い。夜の植物は、10年前はともかくいま見ると普通にイルミネーション。ミシェルロドリゲスの存在感。劇伴は普通のハリウッドオケ
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