このレビューはネタバレを含みます
鳥になって飛びたい(あるいはハイになってトびたい?)ベトナム帰還兵の男の話。重いテーマだけど爽やか。
戦場のトラウマと男同士の友情、同じ世界に住む者同士でなければ「ことば」が通じないというメッセージがある意味で残酷でもあるなと思った。
バーディが容れられてる「檻」の中の遠近感、鳥になって飛ぶ場面での『死霊のはらわた』の悪霊視点のようなカメラワークなど、撮影もところどころ印象にのこった。
夜に2人で工場に忍びこむときに袋がフェンスに引っかかる描写は『ファイト・クラブ』でも引用されていたような。あるいは共通する元ネタがある?好きな作品であることもあり、ここはちょっと良いもん見つけたぜ的な気分になった。
「いまの僕どう見えるかな?」
「「バカ」(に見える)だろうな」
ってとこでめっちゃ笑った。