東朴幕院

悪魔の植物人間の東朴幕院のレビュー・感想・評価

悪魔の植物人間(1973年製作の映画)
3.3
昔良くテレ東の午後ロー等で放映していたと記憶。その本作を遂に鑑賞する事が出来た。
邦題が二つある様で、『悪魔の植物人間』と『ザ・フリークメイカー』となっているが最終的に前者に落ち着いた模様。植物人間は全然悪魔ではない所からタイトルがふらついたのかな。
ドナルド・プレザンス演じるマッドサイエンティストの悪事を描く作品であるが、余り仕草や感情面でマッドさを感じさせず、むしろリンチを使って若者を誘拐させるなどの搾取行為はブラック企業でバイトをこき使って搾取する店長の様だったね。
サーカスの登場人物たちは本物との事で、昔の祭りでの見せ物小屋的ないかがわしさを垣間見る事が出来る今では貴重なフィルムとなっているね。
作品としては時折見せられる植物と人間が融合された生物が特殊メイクだからかシーンが少なく焦らされるものの、まぁある意味一発芸の様な作品構造なので仕方ないかもしれないね。
日本版ポスターがほぼ作品を説明してしまっている様な気もするよ。
東朴幕院

東朴幕院