まーしー

スーパーサイズ・ミーのまーしーのレビュー・感想・評価

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)
3.0
1日3食×30日間がマクドナルドだったら、体はどうなる!?
監督自ら実験台となったドキュメンタリー映画。

当時、アメリカのマクドナルドには「スーパーサイズ」と呼ばれる大きさがあったらしい。
その量、フライドポテト230g、ドリンク(コーラ)1,200cc。
いたって健康体な監督の胃袋には、このスーパーサイズが入りきらず、食べ過ぎて嘔吐する場面も。
この量を多くのアメリカ人が普通に食べていたというから驚きしかない。

なぜアメリカ人はマクドナルド(ファストフード)を好むのか?
本作では、その原因も紐解いている。
その一因として紹介されていたのが、子どもの時からの刷り込み。
遊び場のある店舗づくりや中毒性のある食品加工など、気が付けばマクドナルド大好きな体になっていることを指摘している。
その結果、学校の給食でもフライドポテトを選択する子どもが多いという始末。
アメリカ人に肥満が多いのは、こうした高カロリー食品を好むよう体にインプットされているからだろう。

さて、監督の実験はというと……。
実験開始後、日数を重ねていくうちに、監督の体調にも変化が生じた。
ただ、ファストフードの破壊力は想像以上だった。
体重の増加、体脂肪率の上昇、総コレステロール値の上昇などは想定内だが、目の痛みや脱力感、性欲減退などの症状も出ることには驚いた。

最終的に監督はどのようになったのか、ぜひご自身の目でご確認いただきたい。
人によってはマクドナルドに行くのが恐ろしくなるかも!?