むっちゃ有名にもかかわらず見たことなかった。ポスター見ただけだとありえない大きさの怪獣みたいなサメが出てくるのかと思うが、サメはいちおー常識の範囲内だった。体長7メートル超え、体重推定3トンレベルの最大級のサメだけど。この大きさなら、漁船にアタックして沈没させたり、金属の檻を破壊したりすることもそら可能だろうなあ。前半はサメがいるのがわかっているにもかかわらず海水浴客相手の掻き入れどきだからと見ないフリしていた故の悲劇(市長がダメすぎてすごい)を描き、後半はサメとの戦い。署長も海洋生物学者もサメ漁師もカッコいいなあ。こういう、それぞれが自分の専門活かして共通の敵に立ち向かう話好き。漁師が軽口叩きながらも海面の些細な動きを見逃さず静かにあれこれ装着していくところシビれる。この人けっきょく食べられちゃうんだけどさ。毒針を仕込んだ銛を落としてしまうとか、酸素ボンベに着弾させて爆破させるとか、サメを弱らせるために使用したタルに掴まって戻ってくるとか、今振り返るとこの手の話のお約束がてんこ盛りだけど、サメや死体はちゃんと怖いし、はっきりと見せられない犠牲者の遺体いったいどうなってんだって感じ。
