くりいし

パルプ・フィクションのくりいしのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.8
パルプフィクションとは
パルプ(pulp)、つまり粗悪な紙に刷られた小説(fiction)。
要するに、出来の悪い、低俗な小説といった意味合い。
この映画は、高度な技術や豪華なキャストを使って撮られた"最高に出来のいい、出来のわるい映画"なのだ。

僕の大好きなタランティーノ監督のプリップリに脂のノリにノッた黄金期の大傑作。

初めて観た時、この映画なにがオモロイの?この映画のなにがそんなにすごいのか?
そんな疑問符が生まれたのなら、君はもうこの映画の虜だ!(多分ね。)
噛めば噛むほど味わい深い、そんな逸品。

話の中身についてはアメリカのヤクザモンの話だし、バイオレンスで痛々しい場面や下品な言葉が飛び交う場面は多々ある。
でも、そんなことを吹き飛ばすくらいに登場人物の会話劇は小気味いいし、サミュエル・エル・ジャクソン演じる黒人ギャングのジュールスの食うハンバーガーはメチャクチャ美味そうだ。

観ればファストフード店のハンバーガーセットのドリンクにスプライトをつけたくなること請け合い!
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