くりいし

ハッピー・デス・デイのくりいしのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.6
観てて「えっ?」って5回くらい言いました。良い意味で。

このアメリカンなベイビーフェイスお面のメインビジュアルを観て「猟奇的な殺人鬼の出てくるホラー映画でしょ?そういうのいいよいっぱいあるじゃん??」と思った貴方。
それ、半分くらいしか正解していませんよ。

言ってしまうと、確かに〝残虐な殺人鬼〟は登場します。
(それもDead by daylightのゲームに登場する殺人鬼くらいのしつこさと殺意を両立した輩がね。)
しかし、本作のジャンルは陰惨なホラーというより、青春学園活劇といった趣きで、コメディめいた演出もあり、予想外に明るく楽しんで見れる映画だったという印象です。
なんたって〝ハッピー〟・デス・デイですから。
SFっぽい設定も日本のサブカルチャーに慣れ親しんでいる諸兄にはすんなりと受け入れることができるでしょう。

物語冒頭時点ではわかりやすくビッチで性悪なブロンド女の主人公が、物語の中で成長し、「コマンドー」のアーノルド・シュワルツェネッガーや「バイオハザード」のミラジョボ・ビッチを思わせるタフネスとメンタルを披露しながら殺人鬼に「次こそは殺してやる」といって締縄に自らの首をかけて飛び降りるシーンは最高にクールの一言に尽きます。カッコいいんだ。
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