ひでやん

パルプ・フィクションのひでやんのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.8
久しぶりに3回目の鑑賞。
気付いた事があるので追加レビュー。

冒頭、レストランで強盗を始めるカップル、そしてタイトルバック。黒のバックカラーに黄色字のキャスト。カッコイイ。

オムニバス形式で展開する。すべてのエピソードに登場するヴィンセントを中心とした相関図が面白い。そして冒頭のレストランの場面は違う視点で、2人組のマフィアの場面は、その後どうなったかを再度見せることによって時系列が前後する。

一つの話を視点と時間を変えて展開するから面白い。ひとつひとつのエピソードが先が読めない展開だ。

ボスの妻と食事した後、危篤状態からの蘇生ってオモロイよ。殺さなければ殺されるって状況の二人が監禁されるってオモロイよ。

「シュガー」
「チューリップちゃん」
「なんだい?レモンパイ」
「おやすみジェリービーンズ」

いろんな呼び名で女を呼んで、イチャイチャしていたブッチが時計を忘れた女にブチギレ。
「ファック‼このくそアマ‼」て、オモロ過ぎ。

いちいち台詞も面白い。
逃げたブッチにキレたボスの台詞、
「東洋へ逃げたら飯茶碗の中へ殺し屋を潜ませろ」

タランティーノの台詞、
「俺んちの前に看板が立ってたか?死体預かりますって看板が?」
さすがタランティーノ。

印象的な場面は、
ミアとヴィンセントのツイストダンス。
オープンカーの席に座ってステージを見ながらハンバーガーを食べてみたい。

トーストが焼けた瞬間、銃をぶっ放す場面はお気に入り。


オープニングを見直して気付いた事。
最初のレストランで強盗するシーンに、
トラボルタとサミュエルの後ろ姿が映っていた。ちゃんと二人いた…。
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