第二次世界大戦直前のナチス・ポーランド侵攻を背景に、ワルシャワの劇団の俳優夫婦の仲を通してハムレット、不倫、諜報戦などスパイスを効かせ、話は思ってもみない方向へー。
公開時の1942年はまだまだナチスは健在。ルビッチがすでにアメリカで活躍していたとはいえ、よくぞこんな映画を作れたものだと思う。戦争映画ではあるけれど、あくまでも軽やかなコメディ作品。
内容が詰まりすぎていたので2時間以上はあったかなと思っていたら99分の作品。無駄なく急ぎすぎず。劇団の俳優たちという役柄を活かしきったシーンの数々が、鮮やか!