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ターミナルのyumikoのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
4.5
祖国のクーデターでビザが無効になり空港に足止めらせてしまったビクター・ナボルスキーのお話。

はじめは英語もわからず、食べるものにも困っていたビクター。次第に生きる術を身につけ、仲間も増え、恋も。

実はこの作品、しっかり見たのは3回目くらいです。なぜか今まで好きになれなかった。多分、祖国がクーデターで大変だったり、権力を理不尽に振りかざす人のいじめがあったり、不倫がやめられない人がいたり。

今回もう一度見て、大きく変わりました。

まー、トム・ハンクスの、コメディタッチが見られて嬉しい!「ビッグ」や「マネー・ピット」の頃の感じが好きなんです。英語が喋れなかった頃は、水曜日を「ウェッドネスデー」って言ってるけど、最後の頃は「ウェンズデー」って言えるようになってるとか、芸が細かい。ぶはっ。って吹く箇所もありました。

「待つこと」。一見ネガティブな感じがするけど、そんなことはない。人によって待つ時間は違うけど、人には待っていることがあって、みんなにある。こんだけ待ったんだから、あと数分なんて。て思うと不思議な安堵感がありました。
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