みどな

イントゥ・ザ・ワイルドのみどなのネタバレレビュー・内容・結末

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

実話、ヒューマン。
人生とは、幸福とは、真理を身をもって追求する映画。
「愛」もテーマなのでは。
=走馬灯に映る家族、死に際に手を伸ばす行為ゆえ。

学生という立場のときは「現代社会のあり方と幸福」について追求し、
その肩書きを捨ててから、クリス=アレックス(エミール・ハーシュ)は全てを180°変える。
世間という狭いコミュニティから弱肉強食の力の世界へ。

アラスカでの生活と、それまでの旅の生活を同時進行させることで飽きさせない演出に。
また、旅の生活は全て無駄じゃない、と語っている。
ニットの帽子はレイニー(ブライアン・ディアカー)からの贈り物。
彼が持っていた道具はロン(ハル・ホルブルック)から。

妹(ジェナ・マローン)はモノローグを語る。
それは彼にとって唯一の理解者だったから。
時折、カメラ目線で微笑むのは
見ている側に「君は今幸せか?」と問うてるようだ。

大自然の美しさ。自然界の食う食われる。
人間の弱さ。丁寧に描かれていたけど…虫嫌い。
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