決して裕福とは言えないが順調な生活を送るジョージ・ベイリー。
しかしある日、彼に不運な出来事が起こる。
絶望の淵に立たされた彼はクリスマスの夜、自殺を図ることに。
そんな彼の目の前に天使を名乗る男が現れ...。
白黒映画をほとんど観たことない自分なので名作と言われている本作を観てみました。
もっとはやく観ておけばよかった。
ありきたりな言葉だけど本当に素晴らしかったです。
今観ても全く劣らない映像や作品の構成。
現代の作品も基礎は昔と変わらないことを知りました。
そして他の1900年代中期や初期の作品もどんどん観たくなりました。
本作はクリスマス、またはうまくいかない時に必ずまた観たくなりそうです。
落ち込んでいる時にこの作品を観たらどれほどの勇気を貰えるだろうか。
そうでない今観ても多くの勇気を貰えたんだから。
自分の人生に意味が見出せなくなった時、自分の存在価値を忘れた時、ふと思い出したい。
誰かはその誰かが居て、そこに居ること。
誰も必要ない人なんていない。
“誰の存在だって世界では取るに足らないけど誰かの世界はそれがあって造られる”
僕の大好きなバンド、BUMP OF CHICKENの「supernova」の中の歌詞。
今までもこの曲の歌詞についてわかっているつもりだったけど、本作を観て痛いほど意味がわかりました。
まさにこの曲を映画にしたような作品。
ラストは涙腺崩壊。
心温まり、人間をさらに好きになれます。
もし嫌なことがあって消えてしまいたくなった時、本作を観てほしい。
誰の存在だって必ず何処かに必要としている人がいるのです。