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エイリアンVS. プレデターのrinのレビュー・感想・評価

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)
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エイリアンとプレデターのクロスオーバーというお祭り企画──略称AVP。エイリアンシリーズ上では『エイリアン4』(1997)と『プロメテウス』(2012)の間に存在し、このAVPで一気にB級に降格したエイリアンサーガを復活させようとしたのが『プロメテウス』だということになる。冒頭、あの悪名高いウェイランド社が南極に巨大なピラミッド状の遺跡を発見、調査のために精鋭を世界中から呼び集めるところから始まる。ひとりはメキシコで発掘調査中、またひとりはネパールで登山中。このアホみたいな地理的スケール感、振り切ってて良い。総じて、お祭りであることを自覚している堂々とした娯楽作だった。

過去作からの引き継ぎもわりとちゃんとしてた。『プレデター』での正々堂々の肉弾勝負や『プレデター2』のキャンディもらうシーンから、プレデターがただの捕食者じゃなくて意思疎通可能な文明的な生物なんだろうなという匂いはあったので、今回の人間とプレデターの共闘は違和感なかった。また『エイリアン』といえば「なんだ猫か」だが、今回は南極が舞台ということで「なんだペンギンか」が登場。ポールわかってる〜!
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