ゆう

インファナル・アフェアのゆうのレビュー・感想・評価

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)
5.0
誘っていただいて同時視聴にて鑑賞。

香港マフィアのボスによって警察学校に送り込まれたラウと、警察学校を退学したヤン。
ふたりはそれぞれ、警察内部、マフィア内部に潜入する工作員となっていた。
ラウとヤンの活躍で大規模な麻薬取引が双方にとって失敗に終わり、それぞれスパイが潜入していることが判明し…。

高校の時に出逢った「ユージュアル・サスペクツ」以来の衝撃かもしれない。
こんなに無駄がなく、物語としてもとてもよくできている映画、久しぶりに出逢ってしまった。
大掛かりな潜入工作のため、双方ともに大変な時間がかかっている。ゆえに、工作員の負担も大きく、精神的な支柱が必須。
それぞれにちゃんといるのだが、やはり善人が悪人のフリをする方がよりしんどいことがわかる。カウンセリングに通っていることから、それは明らかである。そしてこのカウンセリングも、見事に伏線に絡んでくるのがすごい。しかし、トニー・レオン、かっこよすぎる!!
もう、とにかくドキドキしっぱなしで、驚きすぎて息が止まるシーンが何度もあり、
「嘘でしょ…」と3回はつぶやいたと思う。

この100分あまりの中にこれだけの要素が詰め込まれていて、しかも無駄がほとんどないのはすごい。
特に、ウォン、キョンのシーンはたまらない。
ラストはもう、すごすぎて放心してしまった。(それなのに続編があるだなんて!)
私の中でベスト10に入ったことは間違いないので、また観たいし、何度でも観直したいと思う。
2人とも、Netflixのドラマ「ナルコの神」を観ていて、彼がその内容に思うところがあったので、お誘いいただいた。理由がよくわかる。
というか、もっと早く観ればよかった!!
続編も楽しみです。
ゆう

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