友人が勧めてくれての鑑賞。
1982年の南アに宇宙船がやってきて、そこにいた宇宙人が難民となって地球にすみつく。彼らはその形態から「エビ」と呼ばれ、蔑まれる。
そんなエビを立ち退かせるために派遣されたヴィカスに起こった悲劇。
ドキュメンタリー風のB級臭のする映像で、おそらく話題になった当時は、途中で観るのをやめてしまったのだろう。
変な液体をあびてエビ化するヴィカスの自分の変化に対する戸惑いや、エビとの交流、そして最後の親子に対する振る舞いまで、次第に引き込まれていく。
場所が南アってところと、国家組織のMNUとの対立も、観ていて胸がキューとしめつけられる。
ちょっと前までヴィカスもそっち側だったはずだから。
自分が助かりたい一心だったヴィカスの、彼らしい最後の立ち振る舞いは、グッときた。
なんだ、いい映画じゃん。
虫は嫌いだけど。
ウエスト細くてうらやましい。