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眠る男のaaのネタバレレビュー・内容・結末

眠る男(1996年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

群馬県が人口200万人を突破したことを記念して製作した映画。山間の小さな町を舞台にそこに暮らす人々を静謐な眼差しで描いた人間ドラマ。山から転落して以来、意識不明のまま眠りつづける男、拓次。同級生の上村は拓次に語りかける。なんて心に染み渡る映画なのだろう。静かに流れる時間が移り変わる季節と共に、何も言わずただそこにある。眠る男を中心として自然と人間の対比が描かれる。人生って、生きるって死ぬって何なのだろうという答えのない問いを、今一度問い直された。「人間って大きいんかい、小さいんかい」には、無論答えはない。
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