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キャラクターのaaのネタバレレビュー・内容・結末

キャラクター(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

両角は「4人家族至上主義」の宗教観の村で”5人目”として生まれたため戸籍を登録されず、この世に居ない存在のように扱われてきた。そんな中辺見という男が起こした一家連続殺害事件を知り、4人家族に強い憎しみを抱いていた両角は辺見に共鳴し、4人家族を殺害対象とした。誰からも存在すら認知されていなかった両角は、1件目の殺人現場であえてオペラをかけて自分の作品である殺人行為を見つけてもらおうとした。そして偶然両角の作品を目撃した山城は、ひとり立ちしたいのに燻っている漫画家。良くないと思いつつ両角と事件をモデルに漫画を描いて、大ヒットする。一方の両角も初めて自分に与えられたアイデンティティである殺人鬼「ダガー」を守るために、漫画に沿って次々と4人家族を殺害していく。色々犠牲を出しつつ最後は捕まる。山城が主人公だが、両角の幼少期からの闇の方を深ぼった方が面白いのでは?と思った。両角に言われたように、山城は漫画の中とは言えラストは両角を必要以上に殺そうとしたり、楽しんでしまっている描写があるし、人にはあえて演じたり演じさせられている「キャラクター」があるのが怖い、みたいな話だったが。そんなの当たり前だし、戸籍すら与えてもらえなかった人間のリアル自分は誰、の方が興味あるわ。
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