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リトル・ジョーのaaのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・ジョー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

バイオ企業の研究室に務めるシングルマザーのアリスは、人を幸せにする真紅の美しい花の開発に成功する。ワーカーホリックで息子とあまり向き合えていないことに罪悪感を覚えているアリスは、その花を息子の名前にちなんで「リトル・ジョー」と名づけて息子にプレゼントする。しかし、品種改良で自ら繁殖が出来ないその花達は、代わりに人間に花粉を吸わせて操り、自分達の味方にしていくという特性を持ってしまっており、花粉を吸った人達はおかしくなっていく。SFスリラーという括りだけど、思い出したのは、感染しているとリスクを取りやすくなるというトキソプラズマ。ウイルスや寄生虫も同じ生物な訳で、繁殖の為に行動するのは何も当たり前のことで人間と変わらない。そこを品種改良で無理にするなんていうのは行き過ぎた人間のエゴで、反撃を喰らうのは全然有り得るんじゃないか、という、現実的な話に思えた。日本の作曲家、伊藤貞司の曲が使われており、随所で尺八の音が響き渡る。衣装やセット、色彩含め独特な世界観。
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