スコセッシ初期で、依頼を受けての作品という事で、筋は、らしくないけどw、とても面白かった。
「タクシードライバー」よりちょっと前の作品。
エレン・バースティン主演女優賞受賞作。夫の死により自立しようと歩んでいく女性を、天然な雰囲気で演じています。
歌もありつつ喜怒哀楽激しいw。強い女性って感じじゃない。妻として生きてきたのに、もう一度自分のやりたかった歌手をやってみようとか、なかなか逼迫してないんだけどw、夢を諦めない、そんな余裕も魅力です。
コメディタッチで楽しく、なかなか最後もロマンチックに決めてくれる。
一人息子がイイ味出してて、良く喋るw。母子のやり取りは愛情いっぱい。コメディ感は彼で一層強まってます。
なかなか、キャストも凄い。
ハーヴェイカイテルは途中で仲良くなる男をやってるけど、若いけど既に柔じゃない感じを醸し出す。
美形の少年かと思ったらジョディフォスター。
カフェのママが強烈なんだけど、ローラ・ダーンのママだそうw
クリス・クリストファーソン、初めて知りましたが、好印象でした。バーバラ版「スタ誕」で相手役だったんですね。元々歌手の方ならしいですが、この映画では演技中心。地味顔ながら優しそうな恋人役を演じてます。
凄まじく忙しそうなカフェでの後半シーンが、特に面白い。笑ってほっこり、良い映画です。