SAKUMATHENERD

アリスの恋のSAKUMATHENERDのレビュー・感想・評価

アリスの恋(1974年製作の映画)
3.7
流石スコセッシというべきか、有害な父性を描かせたら一級品。中盤のアリスと良い感じなったハイビー・カイテルのキレ芸の迫力たるや。しっかり批評的な視点から描かれているのが肝。
当時からしてかなり進んでいる視点かと。

主人公アリスの描かれ方ももがきながらではあるが有害な男性また"女性は男に尽くすことで幸せになる"という固定概念に抗い、一個人として夢を追いかける脱ステレタイプな女性像は十分現代にも通じる。

登場人物皆チャーミングなのも良かった。ダイナーの不器用なベラさんがお気に入り。親父のデュークに毎回バイクで送り迎えしてもらっているのおもろい。
SAKUMATHENERD

SAKUMATHENERD