SAKUMATHENERD

ミザリーのSAKUMATHENERDのネタバレレビュー・内容・結末

ミザリー(1990年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

スティーブン・キング原作

主人公である小説家ポールが雪道で車で転倒した際にポールの熱烈なファンであるアニーに幸か不幸か
救出され看病されることに、、、
アニー宅での療養生活の中で徐々にアニーの本性が露わになっていく、
狂人にみしみしと追い詰められる不快指数高めのシチュエーションスリラー。

キャシーベイツの圧巻の演技力に脱帽。
普段は感じ良さそうにしているのに、感に触るとプッチン切れてコントロールを失う感じが恐ろしいのと、看病しているのを良いことにファンとして推している作者の作品の改変を求めるのはあり得ません。ファンとして最低ですね。最後には心中を求めだすあたり、理解の範疇を超えて引きました。トチ狂ってます。(褒め言葉です。)

プロットも緻密に練られていて、
伏線が綺麗に回収されるストリーテリングは滑らかです。ラストの主人公の小説を書き終えたルーティーンに用いるある道具を使った切り抜け方は、序盤でアニーにやられた事の鏡写としても機能しておりアッパレです。
ただで返してくれないホラー映画らしい不穏な幕引きも含めて、お気に入りの作品になりました。
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