いつものポール✖️抜け出せないフッドモノ
デフォー、ニコケイ、ディーゼル男3人ののわちゃわちゃ感と三角関係を匂わせるブロマンスは
あまりポール作品では見なかったのもので斬新でした。序盤は少しスコセッシのギャング映画感を感じさせますが、結局懺悔と自罰が内混ぜになったオチへと帰着していくのは
やっぱりポール。
ヴィジュアル的な所で言うと、
序盤のデフォーがトリップし家族を殺めるシーンやラストのこの世ならざる空間で警官にニコケイが射殺されるシーン
加えて直前のモノクロのダイナーが映る画面へ切り替わる不気味なエフェクトが掛かったシークエンスがツボでした。
今作で初共作し、いまや名バディとなった撮影監督アレクサンダー・ディナンの巧さが随所で光ります。
ポールからしか得れない養分があるんです...
既に米国では公開されております次作『マスター・ガーデナー』楽しみにしております。