ウォール街のいわゆる勝ち組の人の生活って、この作品で描いてるようなものだとしたら、何が面白いのかわからない。
服がどうの、名刺の質がどうの、どこのレストランが予約取れたの取れないの…。
ほんとにどーでもいい事ばかりに血道を上げてるように思える。
この人達って、社会のシステムの上で上手くやってるだけで、無人島に行けば何の価値もないのだぞと思うのだ。
常日頃、私がサバイバルの達人を尊敬するのは、社会のシステムに頼らず、体一つで逞しく生き延びる術を持っているからだ。
金さえあれば手に入るものを自慢したってしょうもないと思うのだが。
この作品は勝ち組のエリートビジネスマンが人を殺す衝動を抑えられなくなっていく話なのだが、なぜか物足りなく感じた。
もっと徹底してほしかったと思う。
