ぬーたん

ソウ4のぬーたんのレビュー・感想・評価

ソウ4(2007年製作の映画)
3.8
怖いくせにまた観ちゃった。
薄目だの目隠しだのしてたけど、良い方法を発見!
というのも字幕も観れなくなっちゃうから不便だったんよ。
私は近視+乱視なんでメガネをかけている。
このシーンはヤバいと感じたら、そのメガネを下にずらす。
と、下部の字幕は見えるが、上の映像はぼやけるという仕組み(仕組みってほどか(笑)
大村崑状態にするんよ(分かる人は昭和ネ)
これを、今作は5回はやったね(自慢か)
そこまでして観るのもアホみたいだけど、気になってね。
それと案外このシリーズ、好きですわ(;'∀')
ソウは3で完結ね、と思ったけど、まさかのラストで4も観なきゃと思っちゃった次第…まんまと制作の思う壺にハマる単純な人間さ!
4まで来るとネタ切れじゃね?と思ったけど、別の角度から責めて来たんよ。脚本を降りたものの制作側にしっかり名を連ねているリー・ワネル。
3までの作品のイメージは壊さないと作ったはず。
しかし、この4は3までを観てない、或いはすっかり忘れたという観客は要らねーよ的に、3までのあらゆるシーンを再現かつ舞台裏を見せますというスピンオフ的な作り。
時間的にはジグソウの過去というソウ1以前の話と、3までの話の裏側を見せつつ、最終的には3と同じ時間に終わる、という。
つまり全く進んでいない。365歩のマーチより進まん!
海外ドラマのシリーズもののように、過去に戻ったり、あれは実はね…という驚きのエピソードを入れて来る。
だから続編は忘れないうちに、ハイ次、ハイ次!とスピーディーに制作されている。
ドラマ向きの作品だが、いかんせん残酷過ぎてお茶の間に流す映像ではないから、縛りを付けて映画館よね。
で、今作は、最初から飛ばしてるグロさが。
解剖シーンは時間掛け過ぎでないか?気持ち悪かった。
解剖医ってすごいなあ、と関係ないことで感心。
次の2人のゲーム、これが凄い迫力で、叫び声やら何やら怖かった。
そのゲームは『筋肉バトル』の種目に似ていたよ。

今回の主役は熱血刑事のリッグ。
ソウ2から出ている。
そこまでする理由が理解出来ないんだけど、まあ、正義感溢れるSWAT隊長だから、仲間を失ったことでジグソウの言いなりに進んでしまうということかな。
ゲームは密室でないから、緊迫感はあまりない。
ソウ2で出たマシューズが再登場。
ドニー・ウォルバーグ。またも大変な役。
一緒に監禁されるホフマン刑事を、コスタス・マンディロア。
ショーン・ビーンに似た、ガッチリ体型の俳優さん。
FBI調査官のストラムにスコット・パターソン。
トミー・リー・ジョーンズにちょっと似てる。
元野球選手だそう。
このストラムがやさ男に見えるんだけど、結構たくましい。
時系列がバラバラで、しかも複数の人の視点から見たりするので、段々とこんがらがって来る。ドア開けたら、そこかぃ?という、そこが意外性で面白くもある。
今作の要はジグソウのジョンの過去。
元妻も登場し、ジョンの悲しい過去や人間的な部分も見える。
ただのホラーではなく、サスペンスとドラマのスパイスも入り、新たなソウ、という感じ。
全編流れる、おどろおどろしい音楽が大袈裟で邪魔だった。
そして…またも5を観なきゃと思うラスト。
また、メガネをずらすか…。
ぬーたん

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