しょうちゃん

HOUSE ハウスのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
5.0
夏休みを利用しておばちゃまの羽臼屋敷を訪れる“オシャレ”と6人の友人。
だがおばちゃまはすでにこの世の人ではなく、
戦死した恋人への思いだけで存在し続ける生き霊だったのだ。
そして若返るためには少女を食べなければならない。
ピアノや時計が少女たちを次々に襲い、
羽臼屋敷は人喰い屋敷と化した……。

大林宣彦監督のデビュー作品と知りました。
古い洋館を舞台としたホラー。
本作はストーリーよりも視覚に訴える作品で、
特撮が全編に散りばめられている。
映像表現を実験的に行われているようにも見えるほど、
楽しい演出がテンコ盛り。
女優のヌード、
スプラッター、
アクションなど過剰なまでのサービス精神満載です。
クンフーのタンクトップ姿の神保美喜が大活躍で、
化け物と戦うのも見所の一つでもある。
人喰い屋敷で娘たちが喰われていくのだが、
“布団”や“電灯の笠”や“電話”や“井戸”など、
様々な物が襲ってくるのは面白い。
公開当時、
姉に連れられて山口百恵主演の“泥だらけの純情”を観たら、
まさかの二本立てでその二本目が本作だったという。
子供の自分にとっては衝撃的な映像満載で怖くはないけど、
自分のホラーの原点になったかも知れない。
しょうちゃん

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