PANDADA

北斗の拳のPANDADAのレビュー・感想・評価

北斗の拳(1995年製作の映画)
3.0
はじめに言っておきますが、ラオウの出ない「北斗の拳」は「北斗の拳」ではありません(笑)。

北斗の拳の実写化、映画というよりはVシネマっぽい予算で製作した作品。

初観の時は当時映画批評してた自前サイトでだいぶこき下ろしたりしましたが、今観ると結構完成度が高かったんだなぁと評価が変わりました。

サザンクロス編だけを切り抜いて実写化したので、色々原作の設定が変えられちゃってますが、まあそれは良しとしましょう。

アクションパートは並のカンフー映画よりもハデでキレッキレです。

加えて、吹き替えが素晴らしい(笑)。
アニメ版の声優さんをそのまま使ってるので、むしろそっちで観ることをオススメします。

劇中しょっちゅう出る「北斗の拳」という単語を「北斗神拳正当後継者」と頭の中で翻訳しながら観ればかなり、ストーリーもかなり完成度高いと思います。

キャストはあまり観たことのない俳優さんばっかですが、なんとリュウケン(ケンシロウの師父)役を「機械仕掛けのオレンジ」で主演してたマルコム・マクダウェルが演じたりします。

鷲尾いさ子のユリア役も悪くない。

全然ダメダメな実写化作品が溢れる昨今、改めて観るとなかなかの出来ではないかと思います。

騙されたと思って一度ご覧ください。
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