ルサチマ

女人哀愁のルサチマのレビュー・感想・評価

女人哀愁(1937年製作の映画)
4.6
カメラが動く動く。
結婚したこと、逮捕されたことの重大事件は写真だけで示される展開の速さにも関わらず、扉の開閉はどのカットにも必ずと言って良いほど律儀に描かれる。
麻雀をしている人々の薄情な声を聞く入江たか子の顔のアップからカメラがパンして閉ざされた襖を映すショットに度肝抜かれた。
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