女人哀愁の作品情報・感想・評価

『女人哀愁』に投稿された感想・評価

amin
4.6

入江たか子を中心に置いて、基本的に家の中でのショットとカメラワークで語られる映画なのだが、あまりにも上手すぎるショットと役者の動かし方に、特に後半は唖然とする。序盤、レコードで踊ったことが後半で繰り…

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4.0

1937年製作公開。脚本成瀬巳喜男、田中千禾夫。監督成瀬巳喜男。銀座の洋書店に勤める入江たか子。服部時計店の時計塔がチラリと見えて、彼女の勤務先はその近くの教文館だという。ここには幾たびも足を運んだ…

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4.0
このレビューはネタバレを含みます
嫁いだ先での扱われ方がほんとうに見てて腹たったーめちゃめちゃいいように使われてるやん…
実家でのいとこ同士のじゃれ合いはかわいかった〜。
3.8

とにかく美貌の入江たか子。羽衣をなくした天女が人間社会に戸惑っているかのごとく。屋内移動につぐ屋内移動を強いられる婚家での状況は、悲劇かつ喜劇である。義妹友人一行が好き放題すぎて(出前はしゃぶしゃぶ…

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監督 成瀬巳喜男。

YouTubeで見つけてラッキーでした。
テンポが良くて面白かったです。

古臭い性格と自他共に認めるレコード店に勤める広子(入江たか子)は従兄で幼馴染の良介(佐伯秀男)と何で…

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3.7

広子が夫に楯突くシーン、義妹と夫の表情が間隔狭めのショットで次々インサートされて見応えがあった。でも今まで従属を強いられてきた妻があの場面で涙も見せず反論することができるだろうか?そこにはあまりリア…

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3.9
このレビューはネタバレを含みます

面白すぎ。会話シーンや横並びで歩くシーンの左右の位置の反転、ダンスシーンの左右反転、ボクシング場面の男女の上下の反転とめくるめく変化。更に室内の襖の開閉と視線によって人物達を繋げていくカットとカメラ…

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戦前は必ずしも暗い時代でなかった、はよく言われる台詞だが、
この映画見ると、暗い時代だったと言わざるをえない❗
これに加え、セックスと(農家の場合)肉体労働がある訳だ。
微妙な、非常に微妙な事件を通…

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4.0

嫁いだ女が道具のように家族に使いまわされるシーンが延々と続く。女にはため息も愚痴も吐かせることなく細かいカット繋ぎで嫁の苦労を残酷なまでに執拗に描くこの狂気に震えた。しかもその中に算数を教えて欲しい…

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5.0
カットも早いし、カメラワークに合わせた芝居は段取りくさい、切り返しもこれ見よがしで、音の使いもわかるほど整音も良くない。しかし、これこそが映画のリアリティではないか。

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