原作はウラジミール・ナボコフの小説。
下宿屋の女将の娘に一目惚れしたハンバート教授が、その娘に翻弄されるお話。
一応ナボコフ本人による脚本になっていますが、キューブリックがかなり手を入れてます。
独占欲の強いハンバート教授をジェームズ・メイソンが、
コケティッシュで小悪魔的なロリータをスー・リオンが、
薄気味悪い天才クレア・キルティをピーター・セラーズが見事に演じているので、
観ていると152分があっという間に過ぎて行きます。
ストーリーもわかりやすく、展開のテンポも良いですね。
モノクロではありますが、きちんとお話を楽しめる作品。