ダニー・ボイル監督により2007年に製作されたイギリスのSF映画
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ダニー・ボイルの作品は全作品観ているけど、SFは初めて。いろんなジャンルの映画を撮ってきた監督だから、SFもやってみたかったんだろうけど、言われなきゃダニー・ボイルの作品だって分からないかも。
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地球を救うために宇宙へってのは散々観てきたけど、大抵白人が地球を救うって話。この作品では乗組員のうち3人もアジア系にしてるのが、近未来っぽいかな。核爆弾が地球を救うから、核爆弾は正義だって感じの映画はあまり好きじゃない。なぜか、ホラー・サスペンス要素まであって、まとまりがなかったかな。
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主演は監督の「28日後...」で世界に知られたキリアン・マーフィー。演技派の彼にSFのこういう映画はあまり似合わない。監督に恩があるから出ましたって感じかな。
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日本人船長カネダを演じた真田広之。最近は海外での出演が目立つけど、どれも今一つの映画で、今一つの役なんだよな。出演してるだけでもすごいけど、当たり役が来ることを願う。
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クリス・エヴァンスも出てたけど、この人はSF、アメコミ系の作品ばかりに出てるな。理由があるのかは知らないが、やたらSFで見かけるから印象に残るんだよね。
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音楽は、ダニー・ボイル作品を手掛けてきたジョン・マーフィーと「トレインスポッティング」でブレイクしたアンダーワールドが共同で手掛けている。内容は今一つだけど、アンダーワールドが手掛けたサントラ聴くだけで価値はあるでしょ。