ファイト・クラブのナツミのネタバレレビュー・内容・結末

よくある男のロマン的秘密クラブの話かと思ってたのに、気付いたらタイラーの演説にドキドキしはじめて(お前らみんなクズ)、それがまさかのオチにつながっていく...。生きていることを痛みや死をもって実感するなんて、ヌクヌク暮らすのが幸せで仕方ないわたしには理解できないのだけど、殴られながら爆笑するタイラーや、ひとりでボコボコになる彼をみてると、そういう瞬間もありだなぁと思った。映画の醍醐味ですかね。いちいちクールな演出や余韻の残るラストにも満足。ビルが崩壊しても、まずい！あーあ！と思わなかったのがすごい。ロマンチックで、希望的で、本当のはじまりだった。