くりいし

ファイト・クラブのくりいしのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.0
自分の今の生き方に疑問を持っている人なら、
この映画に殴られるような感覚を体感するかもしれない。

不眠症に苛まれながらも過酷な社畜生活を続ける主人公は、
オシャレな北欧家具を買い込んではチャチな所有欲を満たしたり、
末期ガンの会合に参加して自分より悲惨な人間を見て安寧を得たり、
それなりに上手く(?)取り繕って生きていたが、
それでも悶々とした日々は変わらなかった…。
が、ある日いつもの通りの退屈な地方出張の帰りの飛行機内でタイラー・ダーテンという男に出会い、主人公の運命は大きく変わっていく…といったあらまし。

物語のキモの部分は正直、僕は「ふーん」って感じだったが、
台詞がやっぱりカッコいいし、刺さる部分多いなぁと感じた。
意味がわかると「あぁ!」ってなるオープニングシークエンスや、
ラストシーンのちょっともやもやを残す気持ち良さは流石、
デヴィッド・フィンチャー監督と思うのです。
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