まりぃくりすてぃ

気狂いピエロのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
2.9
◆以前の初鑑賞時の感想◆
“道化師が大道芸のやりすぎと恋ナヤで頭おかしくなっちゃって死ぬまで踊り狂う?……”と見当つけてたのにこれ全然違う話。先へ先へとワクワクが続いたけど終わってみたら何も残らず。

◆今回、劇場で再鑑賞してみて◆
やっぱ凡作ちゃう? 前半の車中のシリアス会話らへんはチカラあったしカリーナさんは顔映えも全身映えもしてたけど。

自殺すんのか最終犯罪に走んのかゴソゴソやる終盤が傑作おめでとうにつながっていかなかった気がとてもする残念。チケット代返して感。
思い出すのは『ロイドの落胆無用』。あっちでは退屈話が後半の衝動自殺努力シーンから面白さのオクターブ上がってた。
この『気狂いピエロ』の上等シュールなのか無意味なのかヤケッパチな尻尾を『ロイド落胆無用』のすっばらしい尻尾と付け替える覚悟でストーリーをお直しタイムしたらいい。きっともっとピカピカと好評。