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股旅のreifのレビュー・感想・評価

股旅(1973年製作の映画)
5.0
相伴で市川崑は、スタイリッシュでドライでかっこいいーー! 男三人、渡世人の生き様紹介、仁義を切るのがぜんぜん聞こえません監督。仁義を受ける方(ご覧の通りのしがねえ者)が日本昔ばなしである。だめだめトリオが当時の美青年、ショーケンさん(遅ればせ追悼とさせていただく)・尾藤イサオともう一人。ビトーイサオ…、こんな味気ない名前だけど色気がダダ漏れでクラクラする。色っぽい…(ここ大事)。ショーケンさんはもちろんピチピチしてます、殺陣も元気いっぱいで華のある男。また映し方が上手くて土間をゴロゴロするのを執拗に追っかけ、嗜虐心を盛り上げる。あてどなく明日がない渡世人の心情は '70s 若者のそれが色濃く、現代の若者からしたらどうなんでしょう。普遍的なものなのかな。最大の見せ場は痙攣する尾藤イサオにショーケンさんが跨り!帯を解く!! ヤバイ
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