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ローズマリーの赤ちゃんのslowのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
2.4
"彼女が体験したのは夢か、現実か…"

『ニューヨークの古いマンションに引っ越してきた若い夫婦…そこで若妻ローズマリーは夢か現実か恐ろしいものを見る…!!その後、ローズマリーは妊娠するが、住人らの様子が次第におかしくなりはじめ…』

名作映画らしいのですが、
個人的にはあまり好きじゃなかったです。
というのもコレは心理的な描写が多くて、
その大半も「女性目線」なため、
身籠ったことのない男性からすれば
彼女の置かれてる状況に心を乗せて
共感する事が難しく、
そのラストにも「ウーン…( ̄~ ̄;)」と
つい首を傾げてしまって、
言いたい事は分かりましたが…
子供を持った事のない男性には
きっと理解に苦しむ映画でしょう…Σ(ノд<)
本作は赤ちゃんが出来たことで
色々気持ちが不安定になりがちな時期の妊婦が,
「怪奇事件が連続して起こる」と
噂のマンションで彼女の周りで起きる
様々な住人たちの不穏な動きが、
だんだん怪しく見えてきます…
そして怪しい夢とも現実ともつかぬ悪魔に
犯される体験をしたローズマリーは、
やがて頭もおかしくなったと思います。
その後、めでたく妊娠するのですが、
悪魔の件もあって住人達や旦那さえも
疑い始めてしまったローズマリーは、
精神的に狂い始めてゆき、
彼らから逃げ出そうとするのですが……!!
果たしてローズマリーが思ってる事は
本当の事なのか、それとも夢なのか…
それが最後の最後、ギリギリまで
明かしてくれない展開に、
観るがわも彼女のようにキリキリとした
もどかしい不安な気持ちにさせて、
ヒステリックにさせる見せ方が巧い作品です。
ですが、先述した通り赤ん坊を身籠った経験が
あるか、ないかでも本作の評価は
ガラリと変わってくるでしょうから、
これはきっと女性が観るべき映画なのかもしれません。
真相を知るローズマリーの心の動き、表情にも注目です(^^)/!
これを"名作"と思うか、"普通"と思うかは
あなた次第…!
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