2019.7.26 DVDで再見。
イギリス劇場公開時には映画館で3D上映で鑑賞。
児童小説を何故かスコセッシが映画化。ヒューゴの境遇については確かに子供向けだろうけどメリエスについては子供は理解できないだろうし、一体どの年齢層に訴えかけているのかよく分からない映画。
機械仕掛けの人形に何かしら物語を変えるようなビックリな秘密があるのかと思っていたから肩透かしを食らった感じ。
前半はヒューゴの境遇と駅で働く人などの人間模様を描き、後半なんてメリエスは偉大だって事を見せつけられているだけで全体的に何が言いたいのかよく分からない映画でした。
オルセー美術館が昔は駅だったことも事実だし、列車の暴走による駅舎破壊も事実、メリエスも実在の人、果たしてこの物語は何処までが事実に基づいているのか。事実に忠実にする必要は無いですけどそれならばメリエスを登場させる必要ないと思うし、いずれにしてもアカデミー賞にまでノミネートされるような作品ではないでしょう。
この年は確か「アーティスト」が作品賞などメインの賞を受賞したと思います。全体的に古き良き時代の映画産業を讃える傾向にあったのかもしれませんね。