とし

TATARI タタリのとしのレビュー・感想・評価

TATARI タタリ(1999年製作の映画)
3.0
ジャンルは、ホラー。ロバート・ゼメキスとジョエル・シルバーが共同で設立したホラー映画専門の製作会社、ダーク・キャッスル・エンターテイメントの第1作目です!1959年に公開された、『地獄へつゞく部屋』のリメイク作です。

かつて、残虐な人体実験があった廃病院。そこに、5人の男女が招待された。招待したプライス氏の妻の誕生日パーティーだが、プライス氏は恐怖イベントの仕掛人で…どうやらこのパーティーも、ただのパーティーでは無いようだ。翌朝まで生き残れれば、100万ドルが貰えると分かり、やる気を出す招待者達だったが…プライス氏の予定しないイベントが次々と発生し…という内容です。

結構、楽しめました。実はプライス氏は妻を、妻はプライス氏をこのイベントに紛れて殺そうと企んでおり…って筋書きだったんですが、そこはあまり大きくせず、そのつもりだったのに意図せず霊に殺されてしまう…の方が盛り上がったんじゃないかなぁ?妻がある人物を殺害するくだり、要らないよ…。霊の存在理由が、弱くなっちゃう。リメイク元は、霊は出て来ず、殺人計画なサスペンス物だったらしいですが、そのままでリメイクするか、霊を前面に出してガラリと変えるか、どちらかにすべきですねぇ。中途半端…。

集められた5人、実は霊に寄って呼ばれたメンバーだったのですけど。そのうち、2人は全く関係無い人来ちゃってますけど?!霊…きっちり人を集めようよ!

屋敷内、火災にあって一旦燃えちゃって…リニューアルされたって事なんですけど。誰が、何の為にリニューアルしたの?そして、地下に過去の施設の設備がそのまま残っているのは、何故?人体実験の跡とか標本とか、そのままで放置される意味が分からない!

後半、「全てはプライス氏の企みだ!」と盛り上がる参加者達。…いやいや、君。さっき、霊に手を掴まれて血のプールに沈められそうになったよね?あれはどう説明するの??

最後に。タイトルの、『タタリ』の意味が分かりません(笑)!
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