だい

愛憎の曲のだいのネタバレレビュー・内容・結末

愛憎の曲(1946年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

結局はあれだな。
他人を信じられないから人は嘘をつくんだな。

音楽は音楽と割り切って真摯に向き合うホレニアス。
気に入らないことはあっても、それと拒絶は違うと信念を持つカレル。
あんなことがあってもなお感激に浸れるグリブル。

それをもっと信じれてたら、
きっと悲劇はなかった。


他人を信じられないから嘘をついて、
嘘をついたらもっと他人を信じられなくなる。


「今がいちばん貴方を近くに感じる」

嘘は、壁。
嘘も方便なんていう人がいるけど、
壁の向こうで、それからどうするのさ。


ろくでもない男と、
ろくでもない男と、
ろくでもない女。

どんなにろくでなくてもいいけど、
人を信じることをやめるのは、ダメだな。
だい

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