だい

突然の恐怖のだいのレビュー・感想・評価

突然の恐怖(1952年製作の映画)
3.6
いやこれさ、

シ ナ リ オ が 天 才 の 業


いろんなことが伏線として明らかに提示されてて、
まあこうなるやろな。
つて予想させといて、

その予想全部踏み越えてくのやばい!!!


自動録音機なんて、
ぜったい最後の大逆転に使われるやつだと思うやん。


割れたぁぁぁぁぁ!!!!????
反撃の罠ぁぁぁぁぁ!!!!????
怖じ気づいたぁぁぁぁ!!!!????

そして何より、
バレないためにしていた変装がこんな事にぃぃぃぃ!!!!

もうね、
スリラーの鑑ですよ。


そんな秀逸すぎるシナリオにも関わらず。


ジャック・パランスとジョーン・クロフォードが濃すぎて、
ずっと2人の顔だけ見せられ続けてる感!!!!!!!!

夢に出そう。


これ別の役者だったらもっと評価上がったわ。
二人の食い合わせ的な意味でね。

特にジャック・パランスは紳士的な要素のある役向かんよ~
最初からずっと悪人にしか見えないから、
どうなんだろう~ドキドキ
感がない!


一方アイリーン役、
薄い顔代表グロリア・グレアムだから少しバランス取れたやつだけど、
あそこに濃い顔の人を配してたら森羅万象が崩壊してたやつ。

油ギッッットギトの料理だらけの中に出てきた優しい味のスープみたいな感じで、
グレアム嬢はぼくらの潤い。

ってかさ、
ファム・ファタール的なのじゃなく、
小狡い小物悪女的な役やらせたら、
マジでグロリア・グレアムを超える人を一人も知らない。
この人は日本でももっと高く評価されるべきよ。



悪事が露見してから、
ごくわずかの時間であそこまでの計画を立案するマイラ、
犯罪者の才能ありすぎ!

もう少しだけ、このまま、いさせてぇえぇぇ~
だい

だい