だい

黄金のだいのレビュー・感想・評価

黄金(1948年製作の映画)
3.2
人間の弱さと強さ。
そして人間の存在の無為さを詰め込んだ良作。


泣きたくなるような事も、
最初よりマイナスになってるわけじゃないから、
で笑える人は未来志向。

未来志向じゃない人は、
妬んで、嫉んで、僻んで、
そして誰かのものを奪ったり、
追い落としたりしようとする。


そんな両極を描いたら、こうなるんだな。



まあボギーがダメな奴すぎて、
もう単純に悪なんだけど、
「アフリカの女王」での泥にまみれたボギー、
「ケイン号の叛乱」での神経質な小悪党ボギー、
その源流がこの「黄金」でのボギーだよな。

ピカピカのキザじゃないけど、
それでもあんたの時代は良かった。

神経質なキャラの演技やらせたらたぶん歴代一。



ってか実際さ、
ゴールドラッシュってのは相当な数の人間をダメにしたんだろうな。
成功した人も失敗した人も。
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