前作が社会派アクションドラマだったのに対して2は大衆向けの戦場アクションにまとまっている。
ランボーといえば“戦場でバンダナ半裸でロングボウを構え、ボウイナイフで切り裂く”イメージが完全に定着したのも今作からだと思う。
釈放となったランボーは大佐から捕虜となった戦友たちの救出任務を命ぜられ、再びベトナムへと向かい、かつての地獄に感覚を取り戻していく.....
居場所を失ったはずの帰還兵が再び戦場へと舞い戻るのは原作小説には無いはずなので、ここから映画オリジナル展開といえます。
『ホットショット2』『グレムリン2』、アル・ヤンコビック、ゲームのメタルギアソリッドでもパロられるほどの名シーンの数々。
傷つきながらのロケラン、トラップの数々。ヘリチェイスなんか先駆けているし。
蛭の沼拷問、電気の拷問つらそう。
しかしランボー、戦場に青春を捧げたのだから女性経験があまりないのか、ジュリアニクソン演じるヒロインにコロッと恋におちます。
ヒロインに言われる「あなたは消耗品(エクスペンダブルズ)ではない」という言葉が、その後のスタローンの映画人生にも影響を与えていくなんて、誰も信じなかったでしょうねぇ