PANDADA

ドミノのPANDADAのレビュー・感想・評価

ドミノ(2005年製作の映画)
3.0
実在の元モデルの賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)、ドミノ・ハーヴェイを主役にしたフィクション。監督は「トップガン」で有名なトニー・スコット。

有名俳優の娘として生まれたドミノは、モデルの仕事に飽き飽きしてしまい、「バウンティ・ハンター募集」の新聞広告を見て、その養成セミナーに参加する。セミナー自体が詐欺じみたものであったが、半ば強引に彼らの仲間となったドミノは、徐々にその世界に馴染んで行って、、、みたいなお話。

実在の人物をモデルにしてるし、ラストで本物のドミノがちょろっと出ますが、フィクションでしょうね。
後半から明らかに現実離れした展開になります。しかも、結構ベタです(笑)。

それでも、主演のキーラ・ナイトレイがかなり頑張ってます。
ショートカットでローライズを履いて、ヌンチャク振り回す!
こんなキーラ・ナイトレイは他では観れないでしょう。

他の俳優も濃い〜ですね。
ミッキー・ローク、クリストファー・ウォーケン、デルロイ・リンドー、トム・ウェイツ、ルーシー・リュー、そして、エドガー・ラミレス。
どれもぴったりの配役を上手に演じあげてます。
「ビバリーヒルズ高校白書」の2人もさすがですね。しかも本人役というある意味難しい役を、さらりとこなしています。

ありえないような展開で、吹っ飛んだリアリティを最後の最後で本物のドミノを登場させる事でなんとか引き戻していますが、だったらもうちょっとちゃんとした脚本にしてもらいたかったなぁ。

まあ、それでもカオスなピカレスクモノとしてはそれなりに楽しめる一作。
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